
ここでいうフッ素とは厳密には「フッ素化合物(略称:フッ化物)」ですが、世間一般では「フッ素」と呼んでいるのでそうします。
WHOでは、6歳未満の子供に対し、フッ素を多量に摂取してしまう恐れが強いため、フッ素洗口を禁止しています。
日本ではそんなフッ素を「水道水の中に入れましょう」という運動が起きて進んでいます。フッ素を生きていくのに必要かつ、安全である塩と同じで、使う量さえ守れば安全だと言っている人もいます。それは自分で使う分ならばまだ良いですが、必要としてない人にまで無理やりに摂取させようというのは、問題があると思いませんか? 水道水に入れるということはそういうことなのです。公衆衛生の名のもとに。

また、わざわざ水の中に入れなくても、フッ素は自然の食物の中に存在しています。九州大学の研究によれば、番茶・ほうじ茶の中に虫歯予防に必要なフッ素が含まれているそうです。お茶ならば、カテキンも含まれているし、天然のフッ素であるため安心だそうです。さらに別の研究で、フッ素洗口した後のお口の中には、お茶2・3杯に含まれるフッ素が残っているそうです。だとしたら、わざわざ薬で(美味しくもないのに)うがいをしなくてもいいんじゃないですか? 学校などではフッ素洗口を進めるのではなく、給食の後には「牛乳」ではなく「お茶」を出せばいいのではないでしょうか? 牛乳についても問題があるようですが、それは別の機会に。
ヨーロッパでは、イギリスとアイルランドを除いて水道水へのフッ素の使用を中止、フッ素予防の発祥地であるアメリカでも1990年代半ばから人体に対する毒性だけでなく、環境に及ぼす影響も含めて議論が起こり、大きく方向転換をし始めているそうです。
日本人は薬を出してくれる医者が良い医者だと思う風習があるようです。
しかし、
フッ素は虫歯の治療薬ではありません。虫歯は食育と歯磨きをするだけで防くことができるのですから、わざわざ薬であるフッ素をうすめて使わなくても虫歯予防はできます。
虫歯がたくさんできてしまう歯質のお子さんなど、使うことが望ましい場合には薬剤として、フッ素ジェルなど局所的に使うことも考えられますが、虫歯もなくお手入れが上手な子にまでフッ素を使う必要はないのではないでしょうか? その子のカリエスリスク(虫歯になり易さ)を考慮した予防対策が大事です。
お子さんに使う前に一度考えてみてください。本当に安全ですか?
学校歯科保健優良校の8割がフッ素洗口なし
2009年3月17日 消費者レポート 第1433号より

学校歯科医師で作る日本学校歯科医師会では毎年、学校歯科保健への取り組みが優良な学校を評していますが、2008年度の最優秀賞を受賞した10校のうち、8校は集団フッ素洗口を実施していないことがわかりました。(表)
〜中略〜
最優秀校の8割でフッ素洗口が実施されていないこういう事実は、むし歯予防の大切さを子供たちにきちんと伝えていれば、フッ素洗口などいらないという証明なのではないでしょうか?
『反フッ素レター』No.73より 吉村英二