06年度以前の履歴はこちらをどうぞ
                                平成17年度青森県ジェンダー川柳最優秀賞受賞
                              新家完司著 『川柳の理論と実践』(2010年)
                                            で採り上げられる。

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               川柳  最新作

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  還暦を迎え自分をほめてやる

   不思議です倒産知らず東電は

     防災のグッズに入れる処方箋

    マニキュアが動いて時を知らせてる

    居眠りの数だけ年をくっている


    (「川柳林檎」No.516.平成23年11月号、弘前
         川柳社、桜桃集、斎藤あまね選)

           

   またひとつ年を重ねてねぷた見る

   失恋がよく似合うのねシャンソンは

     還暦がくるのに私まだ必死

    女房を持ち一人前に見えてくる

    連れ添ってどっちが先か考える


    (「川柳林檎」No.515.平成23年9月号、弘前
         川柳社、桜桃集、斎藤あまね選)

人災だ津波原発放射能

遺伝子を食いものにする放射能

りんごっこ風評被害立ち向かう

還暦が近い若さとにらめっこ

消せるなら消しておきたい過去一つ


(「川柳林檎」No.514.平成23年7月号、弘前川柳社、桜桃集、斎藤あまね選)

空見上げゆらゆら揺れるハナミズキ

(「ほのぼの塾五月句会」。宿題「ゆらゆら」、「川柳林檎」No.514
.平成23年7月号、弘前川柳社

混浴で茹でダコになってもまだ出れぬ

(同、宿題「茹でる」)

山菜が皿にのぼれば心躍る

山菜は自然がつくった宝物


(同、宿題「山菜」)


なんもねえ いやいやそんでねえ北津軽

(「作品集」、宿題『津軽』<佳作>弘前城築城400年祭 記念事業・第29回東北川柳連盟弘前大会、平成23年10月25日)

 
    なんて国 子も老人も白骨化

   ヒロシマに思いを馳せて手を合わす

    魂がノーモアヒロシマ急き立てる

  ドンドンドンドンねぷたが終わり虫の声

    熱中症知らずに伸びる雑草ら

(「川柳林檎」No.509.平成22年 9月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)

  信じません占いなんかお茶を飲む

(「ほのぼの塾七月句会」。席題「占い」、「川柳林檎」No.509.平成22年9月号、弘前川柳社

神とも思うトラック付きの除排雪

おでんコトコト条件反射熱燗に

ペンだこに心の中を語ってみる

転ぶまい医者代ちらり雪の道


(「川柳林檎」No.512.平成23年3月号、弘前川柳社、桜桃集、斎藤あまね選)

秋の味一緒に詰め込むじじの愛

子の成長ママパパの愛あってこそ

ほっとする巣づくりスタート息子たち

願ってます幸せ菌の伝染を

輝きをふりしぼるよう秋のバラ


(「文藝弘前」第22号、平成23年1月1日)

グッピー見つめ明日の鋭気もらいます

円描く虹が心に染みてくる

なる程ねホットアップルこれいける

生き様をじっとみている影法師

新幹線負担を乗せてやってきた


(「川柳林檎」No.511.平成23年1月号、弘前川柳社、桜桃集、斎藤あまね選)
  五十路の手ショパンの曲を弾いてみる

  ありがとう君のおでこのしわみつめ

   折り返しとうに過ぎたが夢をもち

     酷ですよ十八歳で失業者

   噛み締める労り合える人がいる


(「川柳林檎」No.507.平成22年 5月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)


青い海デイゴの花とこぶしあげ

似合います 辺野古の海は珊瑚礁

困ります やすやす変える公約は

東京が新幹線でやってくる

(「川柳林檎」No.508.平成22年 7月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)

マニフェスト信じた私ばかだった

天の声響かせダムができあがる

市長選近い冬道まかせとけ

知らないの秘書が扱う億の金

生きるのが楽しい社会つくろうよ


(「川柳林檎」No.506.平成22年 3月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)

ヒューヒューと蓋が鳴るよに熱くなる


(「川柳林檎」No.506.平成22年 3月号、弘前川柳社、新春川柳大会、宿題「蓋」長谷川酔月選)
        

   恋でなく趣味にときめく50代

   ときめきが若さを保つ秘訣かも


   (「川柳林檎」No.505.平成22年1月号、弘前川柳社、誌上競詠 課題「ときめき」、内山孤遊選)

    下心地蔵に笠をそっとのせ

   坊さんもケーキほおばるクリスマス

   十二枚無事カレンダーめくり終え

   赤い糸からまず切れずもってます


   (「川柳林檎」No.505.平成22年1月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)  

  偏屈にたまには生きてみてみたい


   (「川柳林檎」No.505.平成22年1月号、弘前川柳社、忘年句会、宿題「偏屈」、長尾成柳選)

   髪染めて若いふりして闊歩する


    (同、宿題「髪」、きさらぎ 彼句吾選)

     豪快さ草食男子皆無かも


    (同、宿題「豪快」、松山芳生選)



核なくすオバマの意志がノーベルに

ななかまど赤いルビーが笑ってる

満月があとからついてくるのです

消しゴムで消してしまおう過去の傷


(「川柳林檎」No.504.平成21年11月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)

肉じゃがは愛情レシピしびれさす

母の愛塩味染みたふかしいも


(「ほのぼの塾九月句会」。宿題「芋・薯・藷」、「川柳林檎」No.504.平成21年11月号、弘前川柳社)

おれおれのいたずら電話やめとくれ

いたずらで口紅お化け孫二歳

(同。宿題「いたずら」、「川柳林檎」No.504.平成21年11月号、弘前川柳社)

一大事夫婦じゃわんが一つ欠け

(同。宿題「一大事」、「川柳林檎」No.504.平成21年11月号、弘前川柳社)

ふらふらとお菓子の家の誘惑に

(「ほのぼの塾十月句会」。宿題「芋・薯・藷」、「川柳林檎」No.504.平成21年11月号、弘前川柳社)


消しゴムで消せるといいな恋の虫

天の父がんばってるかと盆の夜

君探すホタルになって月の下


(「川柳林檎」No.503.平成21年9月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)

読みつがれマンガになった蟹工船

あなたとの人生まるでマンガ本


(「川柳林檎」No.503.平成21年9月号、弘前川柳社、合同納涼句会。宿題「マンガ」)

          

 芽が出たよ伸びろ伸びろと背比べ

(「川柳林檎」No.502.平成21年7月号、弘前川柳社、誌上競詠、加藤 貫 選)

じじばばの安定剤は孫の笑み

(「平成柳多留」第13集.平成21年、全日本川柳協会編)

子を取られ悔しき牛よ乳が張る

(「川柳林檎」No.500.平成21年3月号、弘前川柳社、誌上競詠課題「牛・丑」)

さらさらと思い出過ぎる砂時計

夫様 あなた変わりはないですか

真実をしっかり告げる鏡です

ネットにて親子を結ぶ新世界

老夫婦薬の数を競い合う


(「川柳林檎」No.500.平成21年3月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)
           

   助け合いする程余裕ありません

    派遣さん名前あります私にも

     孫の声幸せ運ぶ活性剤

     宅急便内鍵かけて確認し

(「川柳林檎」No.499.平成21年1月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)

     親心蛇足で示すおせっかい

     後輩へ蛇足に込める思いやり

     千キロの声がとびこむ孫二歳

    貝になるあなたの指摘悲しくて


(「川柳林檎」No.499.平成21年1月号、弘前川柳社、ほのぼの塾11月句会、宿題「蛇足」「たどたどしい」「貝」)


一人では料理する気になりません

(「川柳林檎」No.498.平成20年11月号、弘前川柳社、ほのぼの塾九月句会○宿題「料理」)

乾物が料理のうまみひきたてる


(「川柳林檎」No.498.平成20年11月号、弘前川柳社、誌上競詠課題「干物」)


一喜一憂 オリンピックに目が覚める

やさしさに応えて返す思いやり

谷地の湯に疲れを置いて来ましたよ


(「川柳林檎」No.497.平成20年9月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)

あっあのー前のチャックがあいてます

あっと思ういつのまにやらおばあちゃん


(「川柳林檎」No.497.平成20年9月号、弘前川柳社、納涼句会、内山弧遊選、宿題「あっ」)

夜道がね恋人たちの舞台です

横向きでメタボの度合いわかります


(「川柳林檎」No.496.平成20年7月号、弘前川柳社、ほのぼの塾5月句会、さいとうみき選、宿題「夜道」「横」)

プラスチック分けた苦労は何だった

医者様も狼煙あげて立ち上がる


(「川柳林檎」No.495.平成20年5月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)


子が育ちあなたの短所目につくの

コープならという信頼崩れ去る

胃袋が支配されてる中国に

孫の声何にもまさる活性剤

元気でねあなたの支えあればこそ

(「川柳林檎」No.494.平成20年3月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)
    しみとれる信じた私がばかだった

   孫帰り風呂場のジョーロ使ってみる

   子だくさん避妊知らずのグッピー家

   人生も心の中に信号機

   これでもか年寄りいじめ国がする

  

     (「文藝弘前」第19号、平成20年1月1日)

手のしみを見るたび母を思い出す

何故かしら洗車するたび雨が降る

徹します我が家らしさの良妻に

だまってする男料理の後始末

(「川柳林檎」No.492.平成19年11月号、弘前川柳社、桜桃集、岩淵黙人選)

ごそごそと人が集まる火事現場

ストレスがたまると身体こじれます


(「川柳林檎」No.491.平成19年11月号、弘前川柳社、ほのぼの塾9月句会、宿題「ごそごそ」「こじれる」)


炭を置く心と部屋を浄化する

パンを置く来た来た来たぞ雀たち

大人びてコツコツ歩くハイヒール

事故なくすカーブミラーがみつめてる

事故現場動かぬ証拠あるものだ


(「川柳林檎」No.491.平成19年9月号、弘前川柳社、ほのぼの塾7月句会、宿題「置く」「大人びる」「事故」)


        * この胸に抱かれて眠る孫の息
 

        
カーナビのあてにならない旅がらす

        
ほうほけきょ朝風呂つかる奥穂高

        
千の風今日も津軽の空にふく
  
  
        
年金が消えたこの国くずれかけ

  (「川柳林檎」No.490.平成19年7月号、弘前川柳社、桜桃集 岩淵黙人選)

       あればいい頭を冷やす冷蔵庫

(「川柳林檎」No.490.平成19年7月号、弘前川柳社、宿題「冷蔵庫」 成田順子選)

    レストランちょっぴりよそゆき着こなして

(「川柳林檎」No.490.平成19年7月号、弘前川柳社、宿題「レストラン」 諏訪夕香選)

      は桜桃集推薦句(「川柳林檎」No.491.平成19年9月号再掲

白線の道路のペンキ春がきた

シャッターにペンキで描く夢のせて


(「川柳林檎」No.489.平成19年5月号、弘前川柳社、宿題「ペンキ」 有馬洋子 選)


てくてくと孫の一歩に微笑んで

(「川柳林檎」No.488.平成19年3月号、弘前川柳社、宿題「てくてく」 尾野正花 選)

降らぬ雪助かる人と困る人

一人でも生きていけるねあなたなら

雪なくてほっとしている五十肩

恋しいないくつになっても母の愛


「桜桃集」(岩淵黙人選)「川柳 林檎」 No.488、平成19年3月号、弘前川柳社)


老けたのは夫だけではないのよね

「直接自分の老いを謳わずに、夫を持ち出してきたのが楽しい。会話体がさらに軽い
ユーモアを醸し出すための愉快な小道具になっている。」(北野岸柳選・評)
 「川柳 林檎」 No.487、平成19年1月号、弘前川柳社


美しい日本で格差なくなるか

ジェンダーを脱いで自分の道を行く

えふりこき津軽の人の生きる知恵

カレンダーめくると未来待っている


「桜桃集」(岩淵黙人選)「川柳 林檎」 No.487、平成19年1月号、弘前川柳社)

せかせかと行ったり来たり迷い道

北の果て津軽の大地冬を待つ


(ほのぼの塾11月句会「川柳 林檎」 No.487、平成19年1月号、弘前川柳社
 
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